【コーヒーは薄毛の原因】コーヒーの抜け毛の影響や育毛効果

「コーヒーを飲むとハゲる原因になる」という噂は、本当ではありません。

コーヒーは飲んでも直接的にはハゲを進行させることはありませんし、むしろ育毛効果があるくらいです。

ただ、コーヒーに含まれる栄養素が身体に影響をおよぼし、身体の変化によって薄毛が進行する場合があります。

ここでは、コーヒーの髪の毛に与える影響とコーヒーの育毛効果を両面から紹介します。

 

コーヒーとハゲる原因(薄毛)は直接的には関係ない

「コーヒーを飲みすぎると、ハゲるのでは」

「コーヒーのカフェインは薄毛の原因になる」

ビクビクしながらコーヒーを避けていたこともありました。

でも「コーヒーをのんでいる人はハゲが多い!」という噂は、科学的にはなにも根拠がありませんでした。

コーヒーをのむこととハゲることは、直接的には関係がないのです。

事実、コーヒーが脱毛を促し、薄毛が進行するというような論文はどこにもありません。

コーヒーが薄毛を進行する根拠はないので、安心してコーヒーを飲んでください。

ただ、コーヒーの飲み過ぎは薄毛をもたらす可能性があります。

コーヒーの栄養素は、身体に影響を与えるカフェインやタンニンが含まれています。

コーヒーには覚醒作用があり、コーヒーをのみすぎると夜に眠れなくなります。

さらにコーヒーは髪の毛の生成に必要な成分を排出してしまうので、髪の毛の健康がそこなわれることがあります。

ここでは、コーヒーの飲み過ぎによる身体と髪の毛への影響を紹介します。

 

カフェインは髪に悪い原因なのか:カフェインと薄毛の関係

カフェインは髪に悪いのか?というと、そんなことはありません。

カフェインそれ自体はむしろ髪の毛にとてもよい育毛効果を発揮します。

しかし、カフェインの取りすぎは、身体に影響がでるがゆえに髪の毛にも影響がでます。

ここではカフェインが薄毛の原因になりうる影響と、髪の毛に与える影響を紹介します。

 

カフェインは睡眠の質の低下からホルモンバランスを乱す

カフェインには覚醒作用があり、カフェインの取りすぎは睡眠の質の低下させ、ホルモンバランスを乱します。

コーヒーを飲みすぎてカフェインを摂りすぎると、睡眠が浅くなり、良質な睡眠をとることができなくなります。

カフェインが神経を刺激して睡眠に悪影響があることは、研究からも明らかになっています。

カフェインの精神運動刺激作用は睡眠に悪影響を及ぼすことは確かである。この知見は、カフェイン摂取量の減少で睡眠の改善(睡眠潜時の短縮、深睡眠の増加)が図られ、交代勤務や夜間の長距離運転、時差ぼけ時のような集中力の維持が求められる状況では、コーヒー/カフェイン摂取は有益性を発揮することを示唆している。

引用:https://ci.nii.ac.jp/naid/120006319742

睡眠の質が低下すると、自律神経の乱れがおこり、ホルモンのバランスが乱れます。

ホルモンは働くためのホルモン(交感神経)と、休息のためのホルモン(副交感神経)がありますが、寝るときに働くホルモンがはたらくと睡眠が浅くなります。

働くためのホルモンが働き続けると緊張状態がつづき、筋肉がこわばり血流がわるくなります。

当然頭皮の血流もわるくなるので、髪の毛に栄養がいかなくなり、抜け毛が起こります。

カフェインによって眠れなくなるという方は、夜寝る前のカフェインの摂取を抑えましょう。

カフェイン自体は薄毛に対して問題はなく薄毛の原因とはなりません。

しかしカフェインの摂りすぎによる睡眠の質の低下が、抜け毛をもたらし薄毛を進行させる原因になります。

 

タンニンが亜鉛の吸収の妨げて髪の毛の育成が妨げられる

コーヒーにはタンニンがふくまれていますが、タンニンは亜鉛の吸収を妨げて亜鉛を不足させ、髪の毛の成長が阻害される原因になります。

タンニンには、亜鉛の吸収を抑制するはたらきがあります。

コーヒーを飲みすぎてタンニンを過剰に摂取すると、亜鉛が吸収されずに体の亜鉛が不足します。

茶に含有されるカテキン類はタンニンと呼ばれ、鉄をはじめとするミネラルの吸収を抑制するといわれている。

引用:http://www.jtnrs.com/sym27/27_060.pdf

亜鉛の不足は、髪の毛の育成を妨げてしまうため髪の毛が弱り、抜け毛がふえます。

亜鉛は髪の毛を構成するタンパク質を合成するはたらきがあります。

髪の毛はケラチンタンパクとよばれるタンパク質でできていて、その割合はなんと99%です。

髪の毛を作るのがタンパク質で、タンパク質が不足すると当然、髪の毛に異常がでたり弱ってしまいます。

コーヒーをのむとタンニンの働きによって亜鉛の吸収がおさえられ、亜鉛が不足しがちになります。

亜鉛が不足すると、髪の毛をつくるタンパク質が不足するので、髪の毛の健康が損なわれます。

コーヒーを飲みすぎると、タンニンが亜鉛の吸収を妨げて亜鉛が不足し、髪の毛の栄養が損なわれることが薄毛の原因になります。

 

亜鉛の育毛効果

亜鉛は育毛効果にとってとても大事な役割を果たしています。

亜鉛の育毛効果は、髪の毛のタンパク質を作るだけでなく、免疫力をあげたりコラーゲンを生成したり、視力を維持します。

ただ亜鉛は普段の食事から摂りにくいため、不足しがちになります。

さらにコーヒーのカフェインによって亜鉛は吸収されにくくなり、亜鉛不足になります。

亜鉛不足では髪の毛は成長しにくく、亜鉛不足は薄毛の原因の一つになります。

亜鉛を毎日効果的に摂取するためには、亜鉛を含んだサプリメントを摂取することがオススメです。

育毛サプリメントには亜鉛を含んでいるものが多いので、効果的に摂取しましょう。

 

コーヒーの薄毛改善効果と育毛効果

コーヒーは薄毛の間接的な原因となりますが、育毛効果もバッチリあります。

アメリカではコーヒーの育毛効果が注目されていて、AGAの改善に対しても期待が高まっています。

コーヒーの育毛効果や薄毛改善効果を紹介します。

 

コーヒーの栄養素のカフェインの育毛効果

コーヒーにはカフェインが含まれていて、カフェインにはは育毛効果があることがアメリカの論文では発表されています。

アメリカの国際技術雑誌”International Journal of Trichology”によれば、「男性ホルモンが髪の毛の成長を妨げる働き」を抑える効果があると発表しています。

要するに、カフェインは男性ホルモンによる抜け毛を抑えます。

Addition of caffeine in concentrations of 0.001% and 0.005% were found to counteract the suppressive effects of testosterone on hair growth, with a higher hair shaft elongation seen at 120 h after caffeine administration, compared to control group.

アメリカの研究では、カフェイン自体に育毛効果があることが証明されています。

カフェインは髪の毛を刺激して成長させる、重要な役割があることを発表しています。

カフェインを摂取すれば、髪の毛の成長が促進され、薄毛の改善効果が期待できます。

This in vitro study thus clearly demonstrates that caffeine is a stimulator of human hair growth which may have importance in the treatment of AGA.

さらにカフェインは頭皮の水分を保ち、頭皮を保湿して頭皮のバリア機能を果たしていることが証明されています。

Brandner et al. proved by their double-blind placebo-controlled trial that caffeine application causes a substantial reduction in the transepidermal water loss in men compared to women, thus improving barrier function in men

引用:”Role of Caffeine in the Management of Androgenetic Alopecia” by International Journal of Trichology,Wolters Kluwer — Medknow Publications

コーヒーに含まれるカフェインは育毛効果があり、カフェイン入りの育毛剤も販売されている国もあります。

コーヒーは摂りすぎには注意しながら、1日にカップ3〜4杯までの適切な量を摂取するのがおすすめです。

 

コーヒーのクロロゲン酸は抗酸化作用をもち頭皮の健康を保つ

コーヒーにはクロロゲン酸という栄養素が含まれており、頭皮の酸化を防いで頭皮を健康に保ちます。

頭皮は酸化すると、頭皮が固くなったりしてつっぱり、毛穴がつっぱってふさがり血行がわるくなります。

毛穴がつっぱって血行がわるくなると、髪の毛に栄養がいかないので抜け毛になるなど、とても悪い影響があります。

そこでコーヒーを飲むと、のクロロゲン酸の抗酸化作用によって頭皮の酸化を防ぐことができます。

クロロゲン酸はコーヒーの香気成分をもつポリフェノールの一種で、抗酸化作用をもつほか、発ガン性物質の生成を抑え、不活性させる作用があるといわれており様々な研究がなされています。

引用:https://www.gls.co.jp/technique/app/detail.php?data_number=LT067

頭皮が酸化せずに健康に保たれることによって、頭皮のつっぱりがおこりません。

頭皮のつっぱりが起こらなければ、毛穴も突っ張られることもなく、血行の滞りをふせぐことができます。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、頭皮の酸化を抑えて髪の毛を生き生きとさせる効果がります。

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